けいじばん12月

けいじばん12月

弥陀の招喚

気が付けば、もう、12月も半ば過ぎ・・年内最後の月も足早に過ぎ去って

いっております。・・で、まもなく「冬至」であります。日照時間が一年で

最も短い日ということで、以前は何かしら「冬の極み」に至ったかの様な感

じがしておりました。そして、何かしら、ほっとしたかの様な、そんな感じ

を持っていました。実際には、「冬」は極みどころか、これから本格的な、

真冬の到来になっていきます。まぁ、それはそれで嬉しいことではあるので

すが・・・。

実務的にも、この時期には、どうしても今年一年を振り返らざるをえません

やり残したことは無いか、何かできることは他に無いかなど。

そして、そんな中で、年頭より今日にいたるまでの日々の出来事が「圧縮さ

れた空間」から浮き出る様に、脳裏に蘇ってきます。思えば、今年は、私に

とっては、たいへん密度の濃い一年だったでしょうか、いままで面識はあっ

ても「深くお話することがなかった方」(宗教的に)とも、有意義な時間を

過ごすことが出来たということ、しばらく会ってなかった方とも再会できた

こと、過去の漠然とした時間の流れの出来事が深く繋がってきたこと(少

し抽象的な言い方ですが)など、非常に喜ばしい思いです。また、そうした

中で、「自己反省」という機会も多く持てました。

深々と・・ですか、自分の中でしがみついていた「何か」が、ゆっくりと溶

解していき、他者への「尊敬と敬愛の心」が湧き上がってくるのを感じる事

が多かった様です。本当に・・慶ばしき哉・・でありました。


あのひとも、あのひとも、このひとも、このひとも・・自らの宿命(業苦)

を、合掌の内に忍従し、微笑みを携え、輪廻の荒野に力強く立ち向かう「慈

悲の旅人」であったのだ、ということに気付かされることが数多くありまし

た。有難き哉・・であります。愚かなのは・・・まぁ、ただ私でしたか。

けれど、「尊敬と敬愛」の心は、そのまま、私自身をも宥めてくれる。

嬉しいことです。来年は・・などと言わず、今より十分なる反省の時を持ち

たいものだ・・。などと、思っております。

           南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏

立位南無 薄みどり (566x800)

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