掲示板(新4月)

掲示板(新4月)

掲示板1-コピー 4月 

忍び難い時に、じっと忍ぶ・・。親しい人と離ればなれになった時・・・

他人から誤解された時・・物事が思い通りにならなかった時。或いは自身が

病になった時・・。人生のなかでは幾度となく(忍ばなければならない時)

が必ず有ります。そんな時に、そこから早く逃げたいと思うのが人情でしょ

う。だれも辛いのはいやだ。はやく(元の気持ち)にもどりたい、はやく

(元の状態)にもどりたい、と思うものです。けれども中々、辛い状況は

去ってはくれません。もう、時間が止まっているかの様に(状況)は動いて

はくれません。それでも、「時、が解決してくれる」の言葉通り、ただ待っ

ていれば、いつの間にか「状況」が変わっている、という事も確かにあり

ます。それはそれ「業報現出の、ある一時」が過ぎ去って行くのを、静かに

しのいだとも言えます。それもまた、「忍ぶ」ということでしょう。

けれども、そうした事ばかりではありません。長い長い時間・・・或いは

一生の間、「時」を味方にするだけでは解決出来ないことも沢山あります。

それこそが、本当に「忍ぶべきこと」なのでしょう。

六波羅蜜の中でも「忍辱」-にんにくーは彼岸へと到達するための大切な

修業とされています。生涯をかけて「忍ばねばならない事」もあります。

それは、個々によって違うでしょう。けれども・・・生涯をかけて

「忍ばねばならない」と感じていることこそ、まさに彼岸へと自らを導いて

くれる、大切な課題なのでしょう。この、大きな公案を与えられて歩む道、

歩み行く日々。実は・・・何と!楽しいことなのでしょう。ね!

                         南無阿弥陀仏
2013年01月25日_お坊さん1

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional