けいじばん2月

けいじばん2月

南無阿弥陀仏
「立春」・・暦の上では春の始まりを告げる日、ということですが、実際に

は、まだまだ長い冬の余韻が続いています。冬空、というのでしょうか、ど

んよりとした薄曇りの空がどこまでも続き、肌寒い2月の一日を覆いつくし

てしまいます。けれども、この時期になれば、少しづつではありますが、何

かが、移り変わろうかとしているのも感じます。この・・冬の日の余韻も、

ゆっくりと、ゆっくりとではありますが、薄らいできています。

川岸から眺める、中洲の上の無造作に枯れた木立も、川向うの山間に見える

鋭利な枝のみを、突き出している木々の様相も、「枯れの極みの彼方に、春

の訪れ」へと、導いているかの様です。

私は、この・・真冬の終わりの、自然界の枯れた静寂なる気配が好きです。

若い頃には、この時期、時間を見つけては、好んで、こうした風景の中を歩

いたものでした・・長い長い道を・・身体で感じる、寒気は・・あるいは吹

雪は・・何か自分を目覚めさせてくれたのでした・・

南無阿弥陀仏・・を称える時・・たとえ闇の中を歩いていたとしても・・

永久に絶えることのない・・光明に、必ず照らされている・・ということで

すね。!            南無阿弥陀仏    

      立位南無 薄みどり (566x800)

powered by Quick Homepage Maker 4.91
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional