keizi版5月

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麓の道

分けのぼる、麓の道はかはれども・・・ですね。高名な禅僧の作とも伝えら

れております歌ですが、昔からよく耳にしました。

私の様に、宗教の世界に生きている者にとりましては、きわめて自然に

(教え)のことと受け入れられますが、古歌、であったなら必ずしもそうで

はなかったのかも知れません。芸術の道の方、の思いであったり、世をはか

なんで若くして隠者となられた方の、まだ世間に在りし日の感慨を歌われた

ようにも感じられます。いずれにしましても、飄々とした味わいが感じられ

ます・・・。宗教の世界の方の思いと受け取れば、やはり・・宗派は違って

はいても、宗教は違ってはいても、同じ(真実)の光に照らされていたの

だ・・という「無量の感」が伝わってきます。

人の世の寂しさと・・しんしんたる寂静の喜悦・・

まぁ、何か・・・そのようなものも感じられます。

                      南無阿弥陀仏

立位南無 薄みどり (566x800)

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