掲示板(N5月)
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百八つーといえば、まず(煩悩の数)を連想されるのではないでしょうか。
そうですね、除夜の鐘でこの百八つの煩悩を、浄化していくというイメージ
が強いでしょうか。この、百八の数の根拠なんですが、諸説あるようです。
一般的には、人の持つ六つの感覚(六根)眼・耳・舌・鼻・身・意識・から
感じる三つの状態、好・悪・平、更に浄・染、これらに過去・現在・未来
が加わったものを、それぞれ掛け合わせたもの、6×3×2×3=108。
となるわけです。で、これが煩悩の数と一般的に知られているところだと
思いますが、外にも様々な説があるようです。また、今回掲示してあります
ように、四苦(生・老・病・死)、八苦とはこの四苦に(愛別離苦・怨憎
会苦・求不得苦・五陰盛苦)を加えたもの、を掛け合わせたもので、四九と
八九で足せば、百八に確かになります。こちらの方はあまり言われてはない
ようなのですが、私などは昔はこのように思っておりました。
いずれにしましても「煩悩の根源」は人間の持つ六根に関わるものであり
ここから更に分離、識別され説明されていきます。その計が百八となるのは
何らか意味があるのでしょうか。まぁ、それほど「多くの」との意味合いも
大きいようですが・・・私など、八万四千(はちまんしせん)でも、まだ足
りないような気もしますが・・。
南無阿弥陀仏