掲示板（６月)

満足するーということ。なかなか難しいですね。なにか、ひとつのことが

満たされると、別の何かが欲しくなる。そして、それも実現するとまた更に

別の何かが・・・。（欲）は尽きることがないですね。

ただ、悪いというばかりではありません。（意欲）がある、というのは

通常、よい意味で使われます。やる気があるーといったりするのは、褒めら

れることですね。何かに対して、前向きである感じですね。

特に、今の世の中では、必要なことと考えられているでしょうか。

人生に対して、積極的に取り組むことは、大事なことです。

自分が主体となって、目的を成し遂げていくことはすばらしいことですね。

でも・・限り、が無いんですね。これでおしまい、ということがないんです

まぁ、それはそれで悪くはないのですが・・。（落ち着く処）がないのです

ねぇ～。立ち止まらなければ、見えない世界もまたあります。

「小欲知足」という言葉があります。満足する（安らかになる）という

道理を表した言葉なのですが、なかなか、そういった気持ちにはなれません

「煩悩」ゆえに、といったところでしょうか。

経典には（仏様のもつ欲）という言葉もよく出てきます。仏様の(欲）、

（欲）という言葉で表されていますが、これはむしろ（願い）といった

気持ちでしょうか。－大きな願いー（欲）という言葉を使うなら（大欲）

すべての人々を本当に安らかにしたい、という、慈悲心より生じた大いな

る願い、でしょう。

限りなく続く、煩悩の連鎖・・この中ではどうも本当の（安らぎ）を感じる

のは、難しいことかもしれませんね！