ケイジ板 1月
ケイジ板 1月
帰命尽十方無碍光如来
令和二年元旦
思えば・・どれ程の・・かけがいのない方々との「時」を無駄に過ごしてし
まったことか。
思えば・・どれ程の・・かけがえのない「言葉」の重さに、深くうなずけな
かったことか。
今思えば、本当に、後悔せずにはおれないこと・・ばかりです。
「合掌」すれば、数多くの、心に刻み込まれた「光景」が、立ち上がってき
ます。「御名」を称うれば、真の思い、が蘇ってきます。
それは、自分自身が、親しき故に、尊重しきれなかったひとの、輝く姿と
尊い心がひとつとなって、「真実の相」を語り始め出します。
あのひとも・・あのひとも・・「寂しい魂」を内に抱きながらも、忍従の中
・・かけがえのない「生命」を育んでこられていた。
南無阿弥陀仏・・仏は「大慈悲」故に・・時として、その正体を隠す。
「合掌」する時・・「菩薩たち」は、ようやくその正体を現し始める。
何という美しいことだったのだろう・・何という尊い力だったのだろう・・
何というすばらしいあゆみだったのだろう・・・。「弥陀招喚の声」を生き
る、あのひとを・・あのひとを・・想う。
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏