掲示板(N2月)

掲示板(N2月)

蓮如上人

(二月)の掲示文の味わいなのですが、気が付けば本日はもう2月28日

となっておりました。瞬く間のひと月でした。本日は広島県から友人が訪ね

て来ておりました。2月とは思えない(暖かな陽気)に誘われて、所用を

終えた後、吉備中央町付近へと車を走らせました。目的地でもあった「円城

道の駅」はリニューアルのため、4月まで改装中でした。それでも近くに

設けられた「仮設売り場」は、品数は少ないものの、普段より見慣れた物産

が並べられ、ひと安心といった気持ちでした。友人は名産のサバ寿司、キム

チ、山菜おこわ、などを買い込んでいました。冬の終りの「昼下がりのほの

ぼのとした空間の中で、しばし離合集散する人々にも懐かしさを感じながら

「かもがわ町」の気配を楽しんでいました。ひとしきり買い物を終えた友人

は満足そうに、両手いっぱいの荷物を車に持ち込んで来ました。帰路に就き

改めてめて周りの山林を見渡すと、枝の一本一本、葉の一枚一枚が「枯」の

極みを超え、新たな季節への足踏みを始めだしていました。途中岡山名物の

「ぼっこうそば」に舌鼓を、そして友人の知人のご子息が経営している喫茶

店へと寄り道しながら・・・。

けれど・・・のどかな一日のなかにも・・確実に夕暮は近づいてきてい

ました。

「仏法には、明日と申す事、あるまじく候う。」

本願寺の「蓮如上人御一代記聞書」。蓮如上人は折にふれてこの様に語ら

れていたということです。以前同じ表題がありました時にも記しましたが

私の尊敬する念佛者の方も「仏法者に明日はない」と強く戒められておら

れていたとのことでした。一番確実に思え、同様に不確実なのが「明日」

という思いなのでしょう。本当に「今よりほかに何もない」。過ぎ去り行こ

うとする、「今」を握りしめて、離さないでいたい。しかれども、とらわれ

ることの無い「感謝の心をもって」・・などと思っておりました「今日一

日」でありました

                         南無阿弥陀仏

お坊さん2

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