掲示板（新５月）

仏教に限らず、どの宗教でも「感謝する」ことは大切なことだと説かれて

いると思います。でも・・日常、感謝することが出来ないことも沢山あり

ますね。「感謝しなさい。」などと教えられても、そのことに反対は出来

なくても、「感謝の思い」に成りきれないことのほうが・・多いですか。

「心から、ありがたいな～」という気持ちになってこそ、「報恩感謝」

の思いも現れてくるのでしょうね。でも、なかなか、そう思えない。

「煩悩」ゆえに、と言ってしまえばそれまでなのですが、本当に難しい

ことです。とても自分の力や、思い入れだけで出来ることではありません。

そうして、「感謝することのない、毎日」これは、とても寂しい・・。

本当に、荒涼とした荒野の中にいるかのようです。それに比べ、感謝の思い

の中にいるとき、「温かい光」に包まれているかの様です。

「感謝する気持ち」「感謝の思い」それは、感謝と言う気持ちをもって現れ

る「力」といえるのでしょう。先人がたの言われている「感謝の思い」

それは、現代にあって、五濁の海を航海する我々にあって、単なるやさしい

気持ち、穏やかなだけの気持ちだけでなく「最も強い力」をもやどしている

のでしょう。（もちろん、穏やかでやさしい気持ちもまた、強い力ですが）

如来の本願の世界よりのみ現れ、成就することの出来る気持ち。

やはり、この力に満たされてない時・・・、人生は寂しいものです。ね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　南無阿弥陀仏