掲示板3・4月

掲示板3・4月

この世に
若者

もう、四月ですか、早いものですね。昨年もなんですが、今年もこの時期は

瞬く間に日が過ぎ去って行くように感じます。学校では卒業~入学と行事が

続き、役所や会社などでも転勤~異動などで慌ただしく様変わりする時でも

ありましょう。お寺でも三月の彼岸会~四月の灌仏会と法事が続きましたが

本日は倉敷の寺院での、お花見を兼ねた昼食会ということで、ひと時の安堵

の機会を与えて頂きました。小雨模様ではありましたが、山の高台にあるこ

ちらのお寺からは、しっとりと落ちついた桜の木が、眼下に見渡せる倉敷の

町並みを背景に、まるで町そのものを包んでいるかの様に優しくたたずんで

いるのが見渡せました。住職とは昨年の十一月にお会いして以来でしたので

五か月ぶりでした。相変わらずのほがらかなお人柄で、固い話だけでなく、

ユーモアを交えたお話で場を盛り上げてくださいました。集まった人たちも

皆さん和やかな気持ちで時を過ごすことが出来ました・・・。

住職も、ご家族も、集われた方々も、そして私も、日々多忙な時の中で生活

しております。「忙中閑あり」・・これですね!


今年の年頭には、精進目標として「出来るだけの聴聞の機会を持つこと」な

どと思っていましたが、様々な理由で早くも一月の半ば過ぎ頃から予定が変

化してきました。特にこれが、というわけではないのですが、まぁ、何かれ

となくといった具合でしょうか。「何かをしようと思えば、何かが起こる」

といったようなことは、往々にしてよくあることですが、そういったかんじ

でしょうか。そんな時には、兎に角読書することにしています。県立図書館

で何冊も本を借りたり、丸善で新書を買い漁ったり、古い本を読み直してみ

たりで余暇は過ごします。そのうち・・何か、良き出会い、があるんですね


巌上の松(がんじょうのまつ

我はまたしても、巌上の松をいう

巌上の松こそ  終生のわが師であり  わが友である

彼かって 苦悩を他人に告げて同情を求めず

彼かって 悲観 絶望 厭世して 天地に反逆せず

彼かって 自力小我に囚われて功を他人に誇らず

堅き巌上に創造進達の一道をとってたじろがず

冷たき海辺の嵐に  荒らされて屈せず

彼 彼なりしことに満足せるかただ黙々として続けられた幾十百年の苦

満月清く彼の上にかかる時 彼の感慨やはたしていかに

変わらぬ緑の節操には  自ずからなる気品あり

松籟 波と和して消えるところ 大自然の親の聖容 彼の上に光る

寂々として老樹巌上にそびえて 天地と彼と一枚

声なき声  我に教ゆ

聖人の一生にも似たるかな   彼の生きる領域を憶う・・


今回の・・良き出会い、は・・法兄の・・・詩だった。

                        南無阿弥陀仏

立位南無 薄みどり (566x800)

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